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円高で個人の新興国通貨離れが進んだ

円高で個人の新興国通貨離れが進んだ



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(日本経済新聞11/10/2から引用)個人投資家のブラジルレアルや南アフリカランド、トルコリラなど新興国通貨への投資が減少している。
世界経済の減速や欧州債務問題への懸念を背景に株安と円高が進み、個人の外貨建て資産が目減りし、損失を被るケースが増えたためだ。
(中略)新興国通貨の8月1日からの対円での騰落率をみると、ブラジルレアルが16%、南アフリカランドが18%、トルコリラが9%と、いずれも大幅に下落した。
(中略)ブラジル投信の基準価格は9月に平均で約15%下落し、リーマンショック後の2008年10月(約18%)以来の大幅下落となった。特に「通貨選択型投信」で、レアル建てのタイプが軒並み打撃を被った。
(中略)FX取引を通じて南アフリカランドやトルコリラなどの新興国通貨に投資してきた個人の間でも、資金流出の動きが広がる。
(中略)これまで外為市場で個人投資家は円高局面で円売り・外貨買いに動くことが多かった。
ただ、現在は新興国通貨の下落が激しいため「これまで逆張りの円売りで新興国投資に動いてきた個人が、損失リスクを恐れ新興国離れを始めている」(ステート・ストリート銀行の富田公彦金融市場部長)との声も出ている。

ちょっと昔の引用記事です。

 

当サイトでも、高金利通貨はその金利を狙って買いが膨らみ、値上がりするので、その反動で大きく値下がりする危険性があると書きました。

まさにそれが現実になっているようです。ここがスワップ金利狙いのFX投資の難しいところですね。

ブラジルレアルが16%などの下落率ですか。FXではレバレッジを掛ける投資家が多いはずなので、それ以上の損失が出てしまった人も多いと思います。

そうなるとスワップポイントによる利益でもカバーしきれません。やはりスワップポイント狙いの投資でもレバレッジのかけ過ぎはリスクが高いです。


下落の背景

これだけ高金利通貨が下落してしまった背景には、やはり急激な円高があります。特に欧州のユーロ圏でギリシャ、イタリア、スペインなどに財政問題が浮上しました。

そうなると、ユーロ自体が危ないという懸念と、ユーロ圏の諸国が発行している国債も危険だということになり、日本円が買われたのです。

まあ、円が安全だと見なされたのは短期のことです。長期的には日本は巨額の累積債務を抱えているので、私は円が安全資産だとは全く考えていません。

こうして円高が急激に進んだので、相対的にレアルやランドなどの通貨が値下がりしてしまったというわけです。

こういうことになると、前述のように高金利通貨はそれまで大きく値上がりしている分、下落幅も大きいのです。


外貨建て投資信託

これによって、特にブラジル投信も値下がりしてしまい、資金流出が増えたようです。レアル建てであれば、通貨の値下がりがそのまま投信自体の値下がりにつながってしまったんですね。

もちろん、レアル建てのブラジル投信は高金利の恩恵が受けられるうえに、ブラジルの経済成長によって投信の基準価額も値上がりしそうだというメリットの大きな商品でした。

私は投資信託を買っていませんが、こうした投信が値下がりしたところを逆張りで買っていくというのは面白いと思います。


FXでも

FXでも最近は高金利通貨を独自に扱う業者も増えてきましたが、資金流出の動きが広がっているようです。

東京金融取引所のくりっく365では、南アフリカランドの買い越し残高が41%減少したそうです。

そういえばランドは以前ほどの高金利でなくなり、魅力が薄れたと聞きますが、今は金利はどれくらいなんでしょうかね。と思って調べて見ました。

外為どっとコムによると、政策金利が08年に最高12%だったんですね。ところが今は5%台なようです。まあそれでも日本円よりははるかに良いですが(笑)。

ランドも上記のブラジル投信と同じように、安くなったところを逆張りで買っていくのは面白いと思います。上手く行けば5%ほどの金利と値上がり益が狙えるからです。

トルコリラも持ち高が半減しているというコメントが載っています。為替相場で値下がりすると、FXの強制ロスカットが増えて、さらに値下がりするということになっているようです。

FXの投資家は逆張りを好むとはよく言われます。私も逆張り派なのですが、今回のように為替相場も大きく動くことがあります。

それに備えて、レバレッジをほどほどにしたり、損切りをすることも必要だと思いました。

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